スピーカーから逃げ出した先に待っていたのはそれはとても美しいヘッドホンでした。その名はMeze 99 Classics

オーディオ

自分はずっとヘッドホンやイヤホンの脳内定位が苦手でオーディオはスピーカーでやってきて、一時はほんとに沼にズブズブはまり込んである程度行くところまで行った後、オーディオは結局部屋なんやなって結論になったんよね。笑

そこからは縮小してPCを中心とする部屋の影響を受けにくいニアフィールドリスニング環境の箱庭オーディオに移行。
さらに引っ越して結婚してから今は嫁さんにも黙認してもらえるようにほどほどのホームシアターに。
最近のAVアンプの自動音場補正はマジスゲーな。笑

それでもずっとスピーカーで聞く音が好きで外出用にイヤホンは持っていてもメインはあくまでスピーカー。

そんな自分やけど子供が生まれて、今後はスピーカーから音を垂れ流すのが難しくなりそうなのでついにヘッドホン環境の構築を決意したっちゅーわけや!
ってことで別部屋でPCを中心とした据え置き型のヘッドホン環境を構築することにした。
昔やってたPC中心の箱庭オーディオのヘッドホン版やな。

ってことでまずは絶対必要なヘッドホンを買うことに!

外出用のイヤホンはビクターのHA-FX850というのを持ってて、こいつの音がとっても気に入っていたのでこれに近い音の出方をするものを探した。

ネットの海を延々と探し回り、悩んで悩んで予算内で自分の好みの音のしそうなヘッドホンの候補を数点見繕ったわ。
んでさらに延々悩んだり試聴しに行ったり妄想したりしてその結果こいつを買ったわけや!

でもこうやって色々悩みながら情報を集めて選んでるときって一番楽しいかもしれない。笑

ってことでMeze 99 Classicsを見ていくで

やっぱ何でも最初の開封ってのはワクワクするな。笑

この瞬間がたまらん。笑
立派なハードケース付き!ええやん。

ケースの質感もよくええ感じ。
持ち運ぶことはないから使わんかもしれんけど、ヘッドホンを多数持ちする人には片付けるときに便利なのかも。
MezeAudioのステッカーと簡易マニュアルかな。

ケースの中はこんな。
内側は傷がつかないように柔らかい布が貼られヘッドホンと中央にアクセサリーケースが入ってる。

見て!見て!ちょーかっこよくない?笑

金具の部分がゴールドとシルバーのがあるんやけど自分はシルバーにしたわ。
どうもゴールドはちょっと華美でやり過ぎ感がある気がして。
あのゴールドの部分が真鍮だったりすると経年変化で渋くなるからええんやけどなぁ。

ウォルナットの木目がとても美しい。
シルバーとの相性も予想通りええ感じやん。
実物見るとまたちょっと印象違うねんけどええねんこれが。

やっぱシルバーにして正解やったな!

アクセサリーケースは本体用ハードケースの内張のような柔らかい布でできてる。
これなら中で多少暴れてもヘッドフォンに傷をつけたりしなさそうやな。

アクセサリーケースの中にはマイクリモコン付きの1.2mのケーブルとリモコン無しの3.0mのケーブルに変換プラグ2種。
3.5mmが2本出た変なプラグは航空機用らしい。
もう一方は3.5mmを6.35mmに変換する定番のやつやな。

こちらは3mのケーブル。
プラグ・ケーブル共に質感はとてもいい。

小物も質感がよかったりで出来がいいとまたテンション上がるよな!笑

マジックテープでまとめてある。
余談やけど、このマジックテープがアクセサリーケースに貼り付いてケースから出すのに苦労した。笑

こっちはマイクリモコン付きのケーブルやね。
オーオタ的には間にいらんもんがついてるのは精神衛生上よくないんやけど、リモコンの有り無しで聞き比べても差はわからんかったわ。笑

ケーブルをまとめてあるマジックテープ。
こういう小物にもちゃんとロゴ入れてこだわってるのはうれしいやね。
こいつのおかげで取り出すのに苦労するんやけど!笑

Meze Audioのこだわりなのか最近珍しい中央分岐型のケーブル。
左右のケーブル長に差が出るのを嫌ってのことなのかな?
オーオタ的にはええんやけど、実用面やとやっぱ片出しのが扱いは楽やね。
画像ではMEZEのロゴやけど裏は99classicsと表記されてる。

これはヘッドホン側に刺すプラグのアップなんやけど、ユーザーに配慮されてる加工がしてあってとても好感が持てたわ。
持ち手の部分がLRで違うやろ。
手で持っただけで確認しなくてもすぐにわかるように配慮されてるんよね。
これは素晴らしい。

差し込むとこんな感じになる。
ジャックの挿入口がかなりタイトなので純正以外のリケーブルには苦労しそうやな。
自作するにしてもこんなほっそいカバーのプラグ売ってるんやろか?
でもデザインは美しいので良し!笑

ヘッドバンドはレザーっぽい仕上げやけどPUソフトレザー製。
汗や皮脂で汚れても拭き取りやすい素材なのでありがたい。
クッションが入っており柔らかい。
ただこんなでかでかと99Classicsの文字はいらんかな。笑

このMeze 99 Classicsには一般的なヘッドホンにあるスライダーがついてないんよね。
代わりにヘッドバンドを上下させて位置を合わせるという面白い仕組み。

こんなタイプは初めて使ったけどええわ。

めっちゃ使いやすいわ。

画像じゃ分かりづらいかと思って動画にしてみたで。

側圧は頭の大きさに左右されるから何とも言えんけど、頭は大きいほうだと自覚のある自分でも側圧はそんなに強くはなくイヤーパッドが柔らかいのも相まって長時間付けていても痛くなることはないな。
側面の圧力は一番外側の金属のフレームの弾性のみで作られてるから使っているうちに少しは緩くなるかもしれない。

外観はとても美しく、奏でる音もいい音で満足度の高いヘッドホン。

さて肝心の音やけど、これはあくまで個人的な感想になるのでそこは了承してほしい。

新品の時は全体にベールがかかったような全体的に鈍くもやっとしたまさに振動板の慣らしができてないようなイメージの音やったけど、数時間もするとみるみるよくなってきて今ではずいぶんといい音でなるようになってきたわ。

確実に言えるのはドンシャリ解像度系の音ではないという事。
モニターより圧倒的にリスニング寄り。
高音も耳障りになることはほとんどなくて、サ行が刺さるようなこともめったにない。
低域は比較的緩く量感があるが、締まりが全くなくというわけではなくジャズとか好きな人が好きなバランスやと思う。
ボーカル域は気持ちもうちょっと出てほしいかな?ソースによっては気持ち引っ込んでる気もする。
この辺はオペアンプ交換だのなんだの小細工で何とかなりそう。

お気に入りのイヤホンHA-FX850に似たような音をってことで探したけどかなり近いんちゃうやろか?
同じような希望の人には確実に刺さるヘッドホンやと思うわ。

見た目が美しいのもいいなぁ。
これもやっぱり所有欲を満たすという意味でかなりポイントが高い。
部屋に置いてもインテリア的に様になるもんな。

Meze 99 Classics
とにかく自分は音質、音色、見た目すべて気に入った!

Meze99Classicsええぞ!笑

この音がこの価格帯買えるってのはすごいなぁ。
スピーカーで求めるとほんと大変なレベルの音が簡単に手に入るわ。

オーディオはしばらく停滞してたし、ヘッドホンはまだ足を突っ込んだばかりやけど当面はこれも多趣味の中の一つとしてちょこちょこ更新していくと思うわ。